KITAMURA YUKI

every single day

KITAMURA YUKI

旅レポ。デリー編

12.26, 2014

引っ張り過ぎでしょ、インドブログ。

 

自分の中で、どーしても年内に完結させたくて、不精なもんで一年かかりましたが、これで終わります。自己満です、自己満。

 

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上の写真の彼は、バラナシのアヤシーアロマセラピスト。ラブエフェクトっていう名前のアロマを買ったんだけど、効果を試せずもーすぐ一年が過ぎちゃうよ。

 

まぁ、そんな想い出深いバラナシを出て、再び電車に揺られること16時間。

 

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数日ぶりにデリーに戻ってきたワケだけど、初日の印象と随分違っていた。

 

言葉巧みに近づいてくる人もいないし、物売りだって全然付きまとってこない。道行く人たちみんなを疑って、防御オーラ全開で降り立った初日とはエライ違いだ。

 

なので気分も軽く、インドで過ごす最後の2日間は、終始お散歩することにした。

 

デリーの地下鉄は名古屋の地下鉄よりハイテク列車で、安くて安心。地下鉄と徒歩、たまに三輪タクシーを使えば、どこでも行ける感じ。

 

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オールドデリーのラール・キラー。ムガル帝国時代のお城。

 

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そのお城のまわりには、いくつもの商店街みたいな通りがあって、中でも、本や紙、結婚式関係のお店が並ぶ通りが一番楽しかった。

 

ウエディング用のサリーは見てて飽きないし、本やら手帳やら、紙好きにはたまらんアイテムが文字通り、山の様にある。カメラを向けて、写真撮っていい?て聞くと、みんなキメてくれるし、やさしい笑顔を向けてくれる。

 

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多すぎる人の数に圧倒されるけど、本当に刺激だらけの街だ。

 

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自分の胃の強さを過信して、調子に乗って屋台や食堂で色々食べたせいか、帰国後3週間お腹は下ってたけどさ、食と文化は一体だからね。食べずにはいられないワケですよ。食を知るってことは、人を知るってことで、文化を知るってことだと思うんだよね。どれも美味しかったし。

 

 

こーして旅も終盤にさしかかり、今回、飛行機や電車の中で読んでた地球の歩き方に載ってた言葉が、デリーに戻ってやっと心に響いた。こーゆーことか、って。

ちょっと長いけど、引用させていただきます。

 

 

インド、それは人間の森。

木に触れないで森を抜けることができないように、人に出会わずにインドを旅することはできない。

インドにはこういう喩えがある。

 

深い森を歩く人がいるとしよう。

その人が、木々のざわめきを、小鳥の語らいを心楽しく聞き、周りの自然に溶け込んだように自由に歩き回れば、そこで幸福な一日を過ごすだろう。

 

だがその人が、例えば毒蛇に出会うことばかりおそれ、歩きながら不安と憎しみの気持ちを周りにふりまけば、それが蛇を刺激して呼び寄せる結果になり、まさにおそれていたように毒蛇に噛まれることになる。

 

インドは「神々と信仰の国」だという。

また、「喧噪と貧困の国」だともいう。

だが、そこが天国だとすれば、僕たちのいるここは地獄なのだろうか?

 

そこを地獄と呼ぶならば、ここが天国なのだろうか?

インドを旅するキミが見るのは、天国だろうか地獄だろうか?

 

さあ、いま旅立ちの時。インドはキミに呼びかけている。

「さあ、いらっしゃい!私は実はあなたなのだ」

 

以上「地球の歩き方」より

 

 

要は自分次第なんだっていう単純なことで、こんなん日本にいたって旅しなくたって、そりゃそーでしょうよって思うようなことなんだけど、実体験の説得力ってスゴイっていうか、改めて気付かされる。自分がどんだけいろんな先入観や思い込みに縛られて、閉ざした心で人やモノを判断して生きてるかって。自由が好きって言いつつ、自由じゃないよね。

 

初日のデリーと最後のデリーの印象が違ったのは、あたしの心の持ち方が変わったというか、きっとこの国に心を開いたからなんだろうなって思う。

 

あたしにとってインドは天国だったか地獄だったかっていったら、どちらでもない。ただ、あのタイミングで行って本当によかったし、確かに呼ばれたんじゃないかって思う旅でした。

 

以上、インド一人旅レポ終了です。

 

ホント、随分引っ張りましたが、ここまで読んでくれた方、ホントにありがとうございます。

 

 

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ではみなさま、明日忘年会でお会いしましょう。

 

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