KOGISO SHINSUKE

毎日がエブリディ

KOGISO SHINSUKE

運否天賦

11.4, 2013

1990-3

 

高校時代。 -続き3- 前回はコチラ

僕にとってガリ部長の質問は想定外だった。でもここでひるんではダメだ。逃げちゃダメだ!x3。

僕はゆっくりと深呼吸した後、バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下BTF)の壮大なストーリーを語り始めた。

 

「マーティって少年とドクって天才科学者がいまして・・・・・」

 

頭をフル回転させて思い出しながら、身振り手振りを交えてBTFのストーリーと魅力を面白おかしく話した。

少なくとも、おすぎよりはうまく話せたと思う。

 

10分程経った。PART2の途中を語っているところで、ガリ部長が言った。

「・・・はい、どうもありがとう。今日はそれくらいにしましょうか。」

僕はまだ途中ですが、いかがされましたかなと思ってガリ部長の顔を見た。ガリの笑顔が消えていた。

えっ?ウソ!ちょっと怒ってる?話長かった?ガリ部長は不機嫌なご様子だ。

 

隣のぽっちゃり課長はちょっとはにかんだような笑顔を見せてた。なにこれ?んで退出。喉乾いたわ。

そんな感じで面接というより、「僕が最近観た映画を知らない人に語る会」みたいなのが終わった。しかも途中で。

「だめだこりゃ」長さん風につぶやいた。あのガリの顔に全て表れてる。きっと僕が話したBTF気に入らなかったんだろう。

さてどうしよう。重い気持ちを引きずってその日は無言で帰宅した。

 

その日以降、僕は落ち込んだ。やる気もなくなり、新たな就職先を探す事もなく、ちょっと自暴自棄になった。

マイケル・J・フォックスが嫌いになり、バイトで貯めてたラジコンヘリ貯金を崩して、新しいテレビ買った。29型の。

 

数日後、合否の連絡が入ったようで先生に呼び出された。暗い顔して職員室に現れた僕に先生は開口一番、

「コギソ、合格したぞ。」と言った。

「へっ?」ってなった。うれしさよりも、なんで?とか、あら意外!って感じが強かった。

呆然としてる僕に先生が「クールだな、もっと喜べよ。」と言ったので、グフッって笑っといた。

わけがわからないよ。

 

こうして僕は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で就職が決まったのだ。マイケル・J・フォックス大好き。

 

想像するにきっとあのぽっちゃり課長が僕を採用してくれたのだと思う。

彼は僕の話に頷いて、そうだよね!的な感じで話を聞いていてくれた。

きっとBTFのファン。ぽっちゃりのおかげで僕は入社できる。入社したらぽっちゃり課長とBTFの話で盛り上がろう!

ぽっちゃり課長、本当にありがとう!。ちなみに佐藤も合格してた。

 

だが高校卒業し、新入社員として入社した僕はぽっちゃり課長が退職したことを後に知る。

辞めた、もしくは辞めさせられたのは僕を採用したせいではないよねって今でも思う。

そんな感じで翌年春、僕の社会人生活が始まった。

 

社会人になってから、イチジクは僕の2番目に好きな食べ物に降格した。

 

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6回に渡って小学生~高校生までの僕の話の一部を書きました。長いです。親に読まれたら叱られる事でしょう。

社会人になってからの話もたくさんありますが、それはまた別の話。

これで僕という人間の一端が垣間見えて頂ければこれからブログも書きやすいです。よろしくお願いします。

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