UEMURA MINATO

No Paddling No Life

UEMURA MINATO

秋の味覚をいただく。

10.18, 2013

夏の忙しかった時期も過ぎ、最近では割とのんびり出来る時間が増えてきました。ただ、休みともなるとやりたい事が多すぎて仕事以上に体を酷使する事になるんですけど・・・。

 

ついこの間、夏の短期間お世話になったキャンプ場の管理人さんから、えのき茸をいただきました。

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これが生えてる状態。えのき茸というのは、榎(えのき)の木に生えてきます。榎というのは読んで字のごとく夏の木ですね。真夏の熱い最中、大きな木陰を作ってくれます。

 

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実際にこんな感じの大きな木です。

 

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木肌はこんな感じです。象の足?みたいな感じかなぁ。灰色で表面はザラザラしてます。山の中でも最近ではあまり見かけなくなってきました。そんな榎にしか生えないえのき茸。菌を木に打って栽培することは可能なんですが、最近では榎の木そのものが、なかなか手に入りにくい状況です。その理由は・・・。

 

Sasakia_charonda-life1[1]

理由はこの蝶にあります。これは国蝶のオオムラサキ。この蝶が食樹するのが榎なんですね。この蝶が榎にしか卵を産まないことから道路の拡張工事や、開発事業においても国が榎を保護する方向にあります。

長良川の堤防を通ると、雑木林を切り開いた中に不自然に1本、2本残ってる大きな木を見かけたことないですか? それはおそらく榎だと思います。

そんな事から、榎の原木を手に入れる事が難しいらしいです。今年の春、薪ストーブ用の原木を譲り受けた中に大きな榎がありました。何も知らない田舎のおっさんは国の政策お構いなしに榎を切ってしまったんですね・・・。そこで、以前から榎の原木を探していたキャンプ場の管理人さんに連絡。玉切りにした原木に、えのき茸の菌を打ち栽培。秋の収穫をむかえておすそ分けをいただいた次第です。

 

そのえのき茸を、すき焼きの中に入れて食べましたが、最高にうまかったです!!これからますます手に入らないかもしれない貴重な秋の味覚。しっかり味わって、しっかりいただきました。うまし!!感謝!!

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