KOGISO SHINSUKE

毎日がエブリディ

KOGISO SHINSUKE

少年の詩

10.23, 2013

1990

 

高校時代。

コンピュータ技師になるという夢を抱いた僕は地元の商業高校の情報処理科へ進学した。

中学時代の成績はボチボチで高校進学もそれなりに受験勉強したおかげでスムーズに高校入学を果たしたが、

まだコンピュータ技師が何の事か良くわかってなかった。

丸坊主だった中学生から、前髪をシュッと垂らしたフミヤばりの頭を毎日20分かけてセットし、山の上の自宅から

自転車で行きは15分、帰りは1時間の道のりを毎日通った。

マンガとプラモとブルーハーツ、そしてやはりイチジクが大好きな普通の高校生だった。

 

部活は陸上部に所属。2年の春に新任の顧問から「丸坊主にしてこい」と言われ大喧嘩し、陸上部を離脱。

部員の有志を集め、仲の良かった先生に涙を流しながら
「俺たち陸上が好きなんです、うぇっうぇっ・・」と土下座して、顧問を引き受けてもらい「第2陸上部」を創設。
でも陸上は特に好きじゃなかったし、涙もウソだった。フミヤみたいな髪を切りたくなかったのだ。

そのうち第2陸上部は名前だけとなり、広いグランドの片隅で女子ソフトのバットとボールを借りて遊んで帰宅する部活になった。

 

高校1年のときは成績も良く、クラスでも上位にいたと思う。でもだんだんと勉強しなくなった。

夜遅くまでフランス料理屋でバイトしたり、朝までゲームで遊んだり、離れとなった僕の部屋に夜な夜な友達が集まり遊んでた。

毎晩のように「11PM」を皆で観て、週末は「おとなの絵本」を皆で観る。そんな日常を送ってた。実に平和だ。

そんなだから授業ではいつも寝てた。とにかく寝てた。猫並みに寝てた。成績もどんどん下がっていったけど特に危機感もなく、

「先生達は僕を不安にするけど、それほど大切な言葉はなかった」ってブルーハーツの言葉を鵜呑みにして遊んでた。

 

成績がどん底の2年生のある日、HRで先生が言った。

「成績のイイ奴から行きたい会社の就職試験受ける事ができっからね。自分よりイイ成績の奴が受けるって言った会社はあきらめろ。」

マジで?と思った。成績順となると良い会社や希望に見合う職は僕のところまで回ってくるのか?

回ってこないと思うわ。そりゃムリだわ。知らなかったよ成績順て・・・。早いもん順と思ってたわ。

 

高校卒業したら就職してSEとかプログラマーやって都会で島耕作みたいになるんだって思ってた僕。

このままでは地元でどくだみ荘のヨシオみたいになる。人生の岐路で最大のピンチが訪れた。

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