TAKAHASHI JUNKO

基本のんびり、急に猛ダッシュ

TAKAHASHI JUNKO

「レズビアン的結婚生活」

2.3, 2014

レズビアン的結婚生活

 

 

これは、レズビアンのお二人の実話をコミックエッセイにしたものです。

元宝塚女優さんと、パートナーの方、ともに お美しい。。。

 

 

マンガは、イラストレーターのすぎやまえみこさん。

夫婦共々、お世話になっています。

 

 

そして、本文構成は、早川ひろみさん。

私のは、ひろみちゃんのサイン入り。 ふふっ。

レズビアン的結婚生活2

 

 

東京ディズニーリゾートで結婚式を挙げた レズビアンカップル。

それまでの思春期からの道のり、日常が綴られています。

 

 

挙式の申し出に、最初は消極的だったディズ二ー側も、

実際に行うことになれば、そこは 夢の国・ディズニー。

そのプロフェッショナルな対応は、さすがです。

 

 

レズビアンであるが故の苦悩は、私なんかの想像以上だと思います。

これまで、レズビアンに限らず、「LGBT」と呼ばれるセクシャル・マイノリティーの人たちのことを、

真面目に考えることは、あまりなかったです。

 

 

(LBGTの)友達のことを 考えることはあっても、

社会的な目線で捉えることは、していなかったような気がします。

少しオブラートに包んでいる部分もあって。

 

 

単に男性・女性だけではないことは、わかっていましたが、

思っている以上に、性のあり方は 多様なんだと、少し理解できました。

 

 

まだまだ 理解できてはいないけれど、

いろんな事を 受け入れられるようになりたいと思いました。

また そんな社会だと良いな、、、と思います。

 

 

マイノリティーゆえ、周りのみんなが助け合って、

ギュッと 生きてる感じがしました。

 

 

このコミックエッセイにも、みんなの優しさと、大切な想いが、

ギュッと 詰まっていて、愛そのものだなぁって。

 

 

このお二人に先輩レズビアンカップルから贈られた、

吉野弘さんの詩、「祝婚歌」が じんわりくるので、紹介します。

 

 

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと

気付いているほうがいい

完璧をめざなないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで

疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったりゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で風にふかれながら

生きているなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして

なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい

 

 

 

「レズビアン的結婚生活」 スッと読めます。

ぜひ、読んでみてください。

 

 

ディズニー映画になる日が来るかもしれません。。。

 

 

 

 

“ 「レズビアン的結婚生活」 ” への 4件のコメント

  1. 紹介、ありがとう!

    小雪さん、ひろこさんのおふたりに取材したとき、
    「子どもがほしい」っておっしゃっていたことに、正直びっくりしたの。
    子どもはあきらめるべき、子どもがかわいそう(差別を受けるかも)、親のエゴではないか…
    そんなふうに思って、しつこく突っ込んで伺ったのですが、そのときは理解できなくて。

    彼女たちはエゴで言ってるんじゃないんだと気がついたのは、つい最近。
    おふたりの活動を見守らせていただいて、

    レズビアンに限らず、どんなマイノリティーの人も自由に堂々と生きて良い、そうするのが当たり前。
    どんな形の家族があったっていい。
    それを受け入れる社会を作ることが大切。

    そんなメッセージが心に届いてきたの。
    直接お聞きしたわけではなく、ふとした瞬間に。
    と同時に、差別していたつもりはなかったけれど、
    わたし、心のどこかで自然に差別していたことにも気がつきました。

    レズビアンとは? について描かれているコミックエッセイだけど、
    自由とは?生きるとは?結婚するということは?など、
    マイノリティじゃない人たち(マジョリティっていうのかな?)にも響く作品だと思います。

    また、すぎやまえみこのイラストがかわいい。
    泣いたり笑ったり、本から飛び出すぐらい感情豊かに描かれています。
    細かく見るとぷっと笑える小ネタも満載。
    イラストの中に、わたしの名前も出てきます!

  2. ろみやん

    イラストの中のひろみちゃん、見つけました~!
    隅々までよく見てたつもりだったけど、最初は気づかず、読み直して確認しました。
    さり気ないとこに、出てきたね。

    私も、ママ2人の家庭の子供って、いじめられたりとかしないか、ちょっと心配になりました。
    それを受入れる社会があれば、特別なことではなくなるんだろうなって。
    1人っ子の家庭もあれば、子だくさんのお家、お父さんのいないお家、お母さんが外国人のお家、お母さんが2人のお家・・・。
    そんな風に、いろいろある形の一つですよ、って感じになると良いのにね。

    私がこれを読んで、登場するお友達が、マイノリティーの人が多いことに納得と疑問の両方があったの。
    ゲイカップルだったり、体の性と心の性が一致していないもの同士の男女カップルや、
    性のあり方の多様なことを、わかりやすく描かれている部分も、もちろんあると思います。
    こんな人もあんな人もいるんだと。
    同じような悩みを抱えるもの同士で支え合っているんだなって。
    そんな中でも、マイノリティーじゃない人の、お友達も きっと多いんだろうとも思いました。
    多くの人の中でも、受け入れる気持ちを持っている人は、けっこう多いんじゃないかって。
    よく知らないだけで、わかれば 受け入れる人も多いんじゃないかって。
    そういう意味でも、この本は、多くの人に理解してもらうきっかけになると良いね。
    私も、人としてとか、結婚するってことは、とか自分にも置き変えられることだなぁって思いました。

    えみこさんのイラスト、本当に感情豊かだね。
    どれもこれも見逃せない小ネタがあるからこそ、状況や感情を 一瞬で具体的にイメージできるもんね。
    複雑で繊細な感情を、大切に丁寧に、それをわかりやすく描かれていて、ホントにお見事だと思います。
    えみこさんも、ひろみちゃんも、良いお仕事してますねー。
    私も、雑貨屋 もっと がんばろっ!

  3. わー!
    ありがとう!

    じゅんこちゃんが書いてくれたこと、わたしも取材を通して感じました!
    そして、フェアトレード商品を中心としたニュー・フラマンと、通じるところがあるなって思ったよ!
    いっけんまったくちがうようだけど、感覚的に。
    うまく言葉にできんけど。
    (言葉にするのが仕事だろーが!あはははは!)

    あたしも自分の名前で本が出せるようにがんばろう。
    がつがつがんばるタイプじゃないので、ほっこりしながら、ぎゅうっと集中する感じで。
    ずるもうそもなく、自分の言葉で。

    そして、いつかじゅんこちゃんとコラボさせてね。
    どんな形でそうなるかは、神様におまかせして。

    ほんとうにありがとう!

  4. そうなんだね。。。
    ひろみちゃんは、取材するなかで、ずいぶんと いろんなことを感じたんだろうね。
    また いつかゆっくり聞きたいな。

    ニューフラマンと通じるところがあるっていう感覚は、私にもわからなくないよ。
    どう思って、どう接して、どう選択して、どうやって暮らしていくか、、、。
    ちょっと丁寧に、ちょっと優しく、何事にも愛と責任を持っていられたらと思います。
    私も、がつがつがんばれないので、常に要領が悪いですが、ほっこりしながら、ぎゅうっと行きたいね。
    いつかコラボ、楽しみだね。
    どうなるのか、まだ 想像できないけど、ふわっと その時がきそうだね。
    私こそ、いつもありがとうね。

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