儒教について知りたいな、と思ったきっかけは、間違いなく「結婚」。
それまでは学校で習ったこともぱぁ〜と飛んで行き、
おぼろげな記憶しか残っていなかった。
韓国籍であるダンナさんと出会い、威厳あるお父さんを尊敬し、
家族を大切に思う姿を見て、正直、うらやましく思えた。
もちろん、想像もつかない苦労があっての結束力もあるとは思うけど、
忘れかけていた家族の在り方みたいなものが、
めちゃくちゃ自然に目の前に広がっている。
親戚で集まるのは冠婚葬祭ぐらいになってしまったうちの実家とは違い
盆と正月、先祖の命日には法事(チェサ)が行われ、
男性は全員背広着用で出席する。何が何でも絶対に出席が義務なのだ。
お母さんは数日前から料理など準備に追われ、私を含む女性陣は、
前日からお手伝いに行くのがお決まり。
チヂミもカボチャ、ネギ、人参など種類豊富。
オモニ手製のキムチはゆで豚と食べると本当に美味しい!
今年の盆は、隣のおばあちゃんの部屋で、はじめてチェサの様子をみることができた。
儒教の基本、頭を下げて「礼」をそろってする姿は、
見ていて背筋がピンと伸びる思いがする。
思ったよりかしこまった雰囲気ではなく、雑談が主だった。
後からダンナさんに聞いたら、
「チェサは先祖を部屋に招き入れて、みんなの元気な姿を見せること。
何気ない会話が、近況報告もかねてるんじゃないか。
親父たち兄弟で、言い合いになることもたまにあるよ。
そこで、親の状況を知ることもよくあるし。」ということだった。
うちの実家もそうだけど、お母さんがお父さんよりも強い、かかあ天下な家族って最近多い。
だけど、一家の大黒柱である父親が威厳と責任感を持ち、父親が母親に感謝の気持ちを忘れない。
この関係が、なんだかんだ、やっぱり、一番なんだと思う。
無理しちゃ何にもならんけど、そうありたいな。と思う。