アレの写真。ヒカルの碁とアレ。
怒濤のイベントラッシュの9月も一段落、惚けてます。
以下、まずは9/22、UNIVERSAL DUBの写真。(ERAGURUくん撮影。いつもありがとう!)
LARGE UP TO ALL MASSIVE & CREW
みんなありがとう。
よそ行きの写真しかアップしてないのでその他アレやコレやはコチラでチェックして。
散歩廻のチヨBLOGでも近日舞台裏含めアップされるはず。
で、それを終えての雑感。
自分への覚え書きでもあり、相当パーソナルです。
以前に書こうかな、と思った「ヒカルの碁」のスバラシさは、
主人公の「友情・努力・勝利」よりも、「ひとつの文化のリレーの中継者であること」を作品のテーマの中心したことだと思っています。
クライマックスになるはずの、主人公とライバルが求める囲碁の究極の「神の一手」に作品中では到達することはなかった。
けど大事なのは「神の一手」では無かったと主人公のヒカルは気づく。
スタンド的な存在の佐為を失ったあと、全く別の形で再会(?)するシーンなんてもう、何回泣いたか・・・
これを小学生に読ませるなんて・・・ジャンプ漫画としては画期的でしょう。
大きな流れでみたら、自分なんて文化的な遺伝子の一人の運び屋に過ぎない。でもだから価値がある。
じゃあ、自分は何を運んでるのか?
というと、やっぱ「アレ」になるんだろうか?
DISK SHOP ZEROの店主E-JIMAさんがOUT RECORDでDJ、ってコトで、先々週かな? 詣でて参りました。
E-JIMAさんの周辺の人々とは自然に何らかの関わりが出来ていく中で、自分にとっては勝手に「埋まってない最後のピース」だと思ってたわけです。
つかもう、DISK SHOP ZERO自体が「アレ」(※1)の総本山ってイメージで。
もう「アレ」過ぎて、あえて行きたくないというか。自分より「アレ」だったらちょっと悔しいわ、と思ってくらいに。
てか・・・何言ってるかよくわからないですよね?
下の脚注で分かって頂ければ・・・
で、まあ、この日初めて喋らせてもらって、DJ聴かせてもらって、やっぱりTHE「アレ」で。
The SpecialsのGhost TownのDubstep Refixで、過去と現在を完全に繋げられました。
で、続いてこないだの月曜のMALA。
こんどは現在進行型の「アレ」のまっただ中のヒト。
プレイは何も言う事はなく、彼のプレイを聴く時間の特別な感じは・・・もう多分JAH SHAKAとかを聴くのと同じなのかな。
普通に言うDJプレイとはちょっと違う。ほぼベースとドラム音による1時間半の新しい音響体験。(※2)
そのプレイ前に山ちゃんで(つたない英語ながら)話してた内容はものすごく深くて。
「オーバーグラウンドには自分から近寄って行ってはいけない。一緒に仕事をするならこっちに来させるだけだ」
「自分の作った曲は年金代わり。著作権は売り渡すな」
「政治と音楽業界の問題は同じ構造だと思う。いつもどこかにコントロールしたい連中がいる」
「そしてその問題はそのまま人間各個人の中での葛藤と同じだと思う」
その他にも本当に正直で深い話(※3)をされて、こういう話と併せてプレイを聴くとちょっと泣けるほど感動したりする。
ヒカルの碁のテーマと同じ「この文化を繋いで行く」っていう強烈な意志を感じるから。
筋金入りの、本物のアンダーグラウンド(※4)。
MALAに限らず、これまでXLNTZ系のパーティーで共演してきたUKの「アレ」系の人達のほとんどは、同じ文化を共有している仲間として僕たちを扱う。
それはパーティーの雰囲気から、もしかしたら僕らのパフォーマンスからも、自分たちと同種のモノを感じとってもらっているのだ、と信じている。
最後までお客さんや僕らと一緒になって遊び、一晩のどこかで必ず「君たちは僕たちと同じ種類だ、アンダーグラウンドピープルだ」みたいな言葉を聞くことになる。
ただこれは反面、常に「君たちは僕たちと同じじゃないか。で、君たちはこれからどうしていくのだ?」と問われてもいるわけで。
特にMALAは別れ際に強く「Keep in touch、Send your music」と言った。
E-JIMAさんのルーツから現在までをあぶり出されるようなプレイと、月曜のMALAとの再会で再確認するのは、やっぱりオレの立ち位置はここなのか、と。
なんとなくやってたようで、結局ある文化の一端の担ってるんだなと。
ここまでは遊びの延長が「アレ」的文化を共有する土壌までになった、でOKだろう。
ヒカルの碁で言うなら、同じ囲碁の会に入ってゲームを楽しむ事ができるようになった、ってレベル。かな。
この先この「アレ」をどういう形で受け継いでいくか。「神の一手」に向かうリレーに参加するのか。
パーティーは多くの人に遺伝子をバラ撒いていくけれど、それでもやっぱり一夜限り。
どうしていこうね?何ができるだろうね?
まあそんなの決まってるんだろうけど。
・・・あ〜・・・勢いで書いちゃいました。
でも誰もこんな長いの読まないか?
脚注:
※1
アレ、と言うのは何と呼んでいいのかわからないからアレなんだけど・・・
イギリスの、人種がごっちゃになった状況で生まれるサウンドシステムミュージック。でいいのかなあ・・・?
DRUM&BASSもUK GARAGEもDUBSTEPもGRIMEもそうだし、SOUL2SOULやWILD BUNCHもそうだが、一言ではくくりにくい。
パンクとレゲエが出会った瞬間から始まった何か。The Clashもそう言えるだろうけど、黒人が普通にメンバーになったThe Specialsや2TONEがやっぱり本当の出発点だと思う。
今やDJにしてもMCにしても、聴いてるだけではどっちが黒人かよくわからないくらい混ざってる・・・という、こういうシーンは実は意外と少ない。
※2
MALAは音楽を説明するときに「Frequency」という言葉をよく使う。
確かにDubstepはかつてないくらい周波数に意識的な音楽で、可聴範囲を超えた低域(しかしウーハーを通した空気振動で感じる)のコントロールはキーポイントだと思う。
つまり完全にサウンドシステムありきで、良い現場で聴いてもらわないと全然理解してもらえない。
※3
もう一つ。今や平均で800人、アニバーサリーだと1200人を動員するMALAのパーティー「DMZ」は、2ルームあるうちの小さい方をメインとして使い、大きい部屋を無音のチルアウトにしているらしい。
理由は「大きい部屋はDJブースの位置が高すぎて、クラウドと同じ目線に立てない」から。
※4
アンダーグラウンドという言葉は日本だとどうしても妙なポーズが付いて回る。というかそのポーズ自体をアンダーグラウンドと言ってる場合もある。
『シリアスな事をやっててポップなことはやってないぜ』という意味では全くなく、資本に左右されず、自分に正直な事をやってる状態を指しているだけだ。
GOTH-TRADも言っていたけれど、日本はアンダーグラウンドを看板にしながら中身はセレブリティ志向のアホが多すぎる。