2008年10月:Archive

ずっと気になっていました。
ブログを更新できていないこと。

この間、毎日がいっぱいいっぱいでした。
特に学生と実施した「関市刃物体験ツアー」はかなり大変でした。

このツアー、「若者が若者に伝統産業の素晴らしさを伝える」というコンセプトの下、私のゼミを中心に、文部科学省の支援を受けながら実施したものです。

何が大変って、学生に活動させること。
私がツアーを企画・準備したら何にもなりません。

学生自身が地域産業について調べることを通じて、地元に素晴らしい産業があることに気づいてもらう。
また、学生自身がツアーを企画・運営することを通じて、プロジェクトの立ち上げから実施までを体験させたい。
そして、何かを成し遂げることの喜びを感じさせたい、、、
そんな思いで取り組みました。

だから、私が動いてはならないのです。
自分が動かず、人を動かすことは容易ではありません。

企業なら、上司と部下という関係や、雇用と被雇用という関係等で、半ば強制的に相手に作業を強制することができるでしょう。

しかし、学生と教員との間にそのような強制関係はありません。
興味が湧けばやるが、興味がなければやらない、、、
「こんな授業面白くない」と思えば、授業を放棄すれば良いのです。

学生を引き止めるのは、プロジェクト自体の魅力と、あとは、私自身の魅力だけ。
大変厳しい世界です。

学生が廊下で
「あー。つまらん。」
「あー。めんどくさい。」
そう言っているのを偶然聞くたびに、随分心が痛みました。
そして、自分自身の魅力のなさと力不足を痛感しました。

ツアーは無事成功しました。
詳細はこちらを見ていただくことにして、終わった時に、学生は随分変わっていました。

何かを成し遂げる喜びを確かに感じていました。
「最初はこんなこと出来るか!と思っていたけど、本当に出来たんだなと実感した」
そんな言葉を聞きました。

道なき道を進むとき、どう進んだらよいのかわからず人はあきらめそうになります。
しかし、山頂に達した時振り返れば、自分の進んできた道が見えるものです。
そして、それが、自分に自信を与えてくれます。

今回のツアーが、学生たちに、自信と誇りを与えてくれていればいいなと思うばかりです。
今回のツアーは、私自身に、人を動かすことについて、少しの自信を与えてくれました。

「次は何のツアーにしよう?」
そんな学生の言葉を聞くたびに、やってよかったと思えるのです。

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Profile

★ MASATO NAKAGAWA

川と緑に囲まれた飛騨に育つ。 小学生だった1982年、"マイコン"に出会い、プログラミングを覚える。 大学の教員養成課程、大学院の工学研究科を経て、現在は大学の准教授。 専門はバーチャルリアリティだが、地域の活性化にも、情報化という側面から学生とアプローチしている。 趣味は多い。しかし「多芸は無芸」。 情報処理という響きとは裏腹に、かなりアナログな人間。 http://www.chubu-gu.ac.jp http://tsute.jp http://webdesigning.dyndns.org

☆ for Mobile

http://www.signal-jp.com/blog/masato-nakagawa/mobile/

2009.02.27

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